枝折峠登山口・・・道行山・・・小倉山・・・駒の小屋・・越後駒ケ岳山頂(往復)
駐車場に車があった。ほとんどが滝雲目当てに来ていたようで、登山口を出発するとすぐ観光客の 方々が滝雲の出現を待っていたようだ。5分ほどして朝日が差してきたので私も期待しながら歩い ていると、ポツポツと雨粒が落ちてきた。空模様を気にしながら尾根筋から山の麓を見下ろすと、 規模は小さいものの滝雲が現れ始めた。一瞬だったが見られてラッキーだった。しかし次第に空が 暗くなり大粒の雨が降ってきた。まだ歩き始めて30分もたたないのに先が思いやられると思いな がら雨具を着けた。沈んだ気持ちのまま歩いていると、登山者が1人立ち止まっていた。「ひどい 降りですね」と話しかけると「行くかどうか迷ってしまって・・・」と返ってきた。会話をしてい るうちに『行けるところまで行ってみよう』ということになり一緒に歩き出した。道行山の分岐の 所で彼は足早に私を追い抜き、見えなくなった。相変わらず降りしきる雨は時折土砂降りになって 私の登山意欲を奪おうとしている。おまけにガスで視界が悪く足元はぬかるみ、風も吹き付けてき て悪条件は重なるばかり。また重い荷物とレインウェアのせいで蒸れて熱くて汗びっしょりの濡れ れた体は不快になるばかり。これは修行なのかと思いながらつらい気持ちで歩いていたが、悪条件 かと思っていた風が火照った体を癒してくれた。しかしさらに雨が激しくなって難所の岩場にさし かかった。叩きつける雨に心が折れそうになったけど気持ちを切り替え頑張り続けた時、駒ノ小屋 の屋根が見えてきた。助かった!と心から叫んだ。とても嬉しかった。まさに避難小屋の有難さを 感じた時だった。30分後、おかげで私は越後駒ケ岳の山頂に着くことができた・・・・・・・・
稜線からの展望
秋の気配 枝折峠の滝雲
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