千畳敷・極楽平・檜尾岳・熊沢岳・東川岳・木曽殿山荘(泊)・空木岳・駒石・マセナギ・菅の台
極楽平からの稜線歩きは前半の登りが長くてきつい。アップダウンありで後半の岩場のクサリ場 もあってなかなかタフなコースであった。晴れていれば展望をたのしんでいるうちに小屋まで行 けたのだろうが、ガスっていて展望がきかなかったので余計長くかんじたのかもしれない。しか しながら、足元の高山植物が多かったので写真をとったりして楽しめたのは良かった。2日目も 朝は曇っていて湿ったガスの中をひたすら登っていった。横殴りのガスと風で上着がしっとり濡 れてしまう程不快だったが、必ずガスは晴れると信じて山頂を目指した。途中、ガスの中でうっ すらと大きな岩がいくつもそそり立っていた幻想的な姿を仰ぎ見て感極まってしまった。まさに 岩の殿堂:空木岳だと感じた瞬間だった。すると徐々にガスが山々を越えた所で消え始め、滝雲 のように美しい流れを描いていた。雲の上に御嶽山が浮かんで現れ、手前にブロッケン現象も見 られた。わくわくしながら空木岳山頂に着いた。少し待っているとガスが全くなくなり快晴の空 に変わった。信じてきてよかった。南アルプスはもちろんのこと富士山まで見えた。神様のご褒 美と感謝しながら展望を思う存分楽しんで下山した・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 秋の気配、ナナカマドの実が赤く染まる |
南駒が岳方面の展望
南アルプスの山々
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