古寺案内センター・・・・・古寺山・・・小朝日岳・・・大朝日岳・・・小朝日岳・・・古寺山・・・古寺案内センター
スタートとなった。まずは一服清水付近まで頑張って距離を稼ぎ朝食をとることにした。案内センターのご夫婦 が心を込めて作ってくださったおにぎりを頬張って古寺山を目指した。古寺山を過ぎた辺りからは雪渓がでて きたが、ハクサントドリやシラネアオイなどが雪融けを待ってきれいな花を咲かせていた。念願のヒメサユリは 咲いてるだろうかと祈るような気持ちで歩いていると、目の前に一輪だけ雨上がりの雫を光らせて咲いていた。 感動である。何とも言えぬ淡いピンク色の姿である。今にも咲きそうな蕾のものが周りにもいくつかあってテン ションも上がってきた。わくわくしながら小朝日岳の雪渓歩きに入った。見上げるとくっきりと小朝日の姿が目 の前に現れきれいな青空と雲が夏山を思わせる。登りきったところが山頂だ。展望はとてもよい。大朝日連峰の 残雪の作るゼブラ模様が山容の大きさを物語っている。大朝日の稜線上をじっと見ると小さな建物が見える。 大朝日小屋であろう。まだまだ時間がかかりそうだと思いながら、銀玉水まで辿りついた。ここからはアイゼン を付けないと傾斜が急で雪渓を登れない。少しだけ足をとられながらも何とかクリアーすると、やっと稜線に出 ることができた。今度は足元にチングルマやウスユキソウなどお花畑が広がっていた。まるで楽園である。その 中を軽やかに進んでいくと、遠くに見えたはずのあの山小屋に着くことができた。ほっとする間もなく、ここまで 5時間半かかっているので休憩せずに山頂に向かった。15分ほどでついに大朝日岳山頂に登り詰めた。目標 達成である。長かったなあと同時にやった〜という達成感!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雨上がりに咲いたヒメサユリ(今季第1号) 古寺山からの小朝日と大朝日連峰(ゼブラ)の展望
|