どんべえ峠手前駐車スペース・・・登山口・・・山 頂・・・すずらん峠・・・登山口・・・どんべえ峠手前駐車スペース
そしてすぐ先に駐車スペースも見つけたのでハンドルを切ろうとした瞬間、ガタンと衝撃が走った。脱輪してしまっ たのだ。林道脇の側溝に木の葉が吹きだまって覆われていたため落とし穴のようになっていた。すぐさまタイヤの 下に入れる石を何個か探して対処したが車輪が空回りして脱出できないでいた。そこに対向車がきてしまった。脱輪 で道を塞いでしまったためさらに焦ってきた。しかし対向車の男性が車から降りてきて手伝ってくれたのでタイヤ が動き出し、側溝からすぐ脱出できたのだ。男性に頭を下げながらほっと胸をなでおろした。さて何とか黒岳へ向け てスタートできたのだが喜びも束の間、辺りは暗い雲に覆われ強風が吹き上げてきた。向かい合う釈迦が岳の方を見 ると青空で晴れているいのに、「何でここだけが気象条件が悪いんだ」と不機嫌になりながら、落ち葉の登山道を行く。 昼から晴れる予報を信じてひたすら頂上を目指すが、上の方はガスに覆われていてなかなか消えない。約1時間が過 ぎた。すると稜線の分岐付近で、何と薄日が差してきてガスが見る見る消えていく。山頂に着く頃にはたっぷりの陽 ざしを浴びながら多くの人が昼食をとっていた。何とドラマチックなのだ。そして展望台に足を伸ばすと、見たかっ た絶景が待っていた。雄大な富士山と河口湖それに南アルプス、麓の街を眺めながら昼食をとった。・・・・・・・・・・・・。 南アルプスまで見える
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