上高地・・・・・明神・・・徳沢・・・横尾・・・本谷橋・・・Sガレ・・・涸沢ヒュッテテント場(往復)
荷物を背負って歩き始めた。およそ1時間で明神に着くと多くの人が休憩していた。トイレを済ませ再出発。徳沢ま で約1時間歩いたが、カラフルなテントサイトを通り越し小休止をして横尾に着いたのは9時を過ぎていた。ここ まで3時間。槍・穂高の分岐点のためか多くの登山者でごったがえしていた。後半に備えナッツ類を口に含んで本 谷橋へ向かった。どんよりした曇り空から青空が見えはじめ晴れ間が出てきて、なんだかわくわくしながら紅葉の 始まった屏風岩を眺めた。狭い道では下山の集団と何度もすれ違う間、写真を撮ったり休んだりして道を譲り、本谷 橋に着いたのは10時半。ここで軽い食事をとりここから始まる急坂に備え11時にスタート。斜度が増してくる と前半の歩きで足がだるくて中々前へ進まない。しかし、ダイキレット周辺の見事な紅葉と、振り返った時に見えた 常念岳に背中を押され元気を取り戻した。Sガレ付近からはヒュッテがすぐそこに見えてきたがここからがなか なか着かない。憧れの涸沢に何とか辿り着いたのは午後1時を過ぎていた。ヒュッテからの眺めはスケールが大き く最高である。ドンピシャの紅葉の中にテント泊なんて何とも贅沢だ。しかし夜半から風雨が強くなり大雨がテン トをたたきつけ、強風で飛ばされそうになりながら1夜を過ごすことに。気温は下がり雨が侵入してきて体温を奪 っていったせいか寒さで一睡もできず。雄大で素晴らしい自然の裏側に潜む恐ろしさを改めて感じた山行だった。 涸沢までもう一息 涸沢、Sガレ周辺のの紅葉
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