小田越・・・・・五合目御金蔵・・・賽の河原・・・早池峰山頂(往復)
小田越登山口を出発してすぐ樹林帯に入る。歩きやすい木道を進んでいくとハクサンシャクナゲ がいくつか咲いていた。これからの花との出会いが楽しみだと思いながら、30分で樹林帯を抜け ると開けた蛇紋岩の岩稜帯に出た。1合目の立派な表示板の向こうにガスが少しかかっているが、 早池峰山の山容が現れた。ゴロゴロとした石の登山道をゆっくりと足元に気を付けて登っていくと、 さっそく背丈の低い黄色い花が沢山咲いていた。北横岳で見た花と同じだと思い、記憶を辿ってい くと、「キンロバイ」だと気が付いた。登るにつれて花の種類と数が増加していくので、わくわくしな がらシャッターを夢中で切っているうちに、5合目の御金蔵に着いた。ここまで、ミヤマウスユキソ ウ・イブキジャコウソウ・と出会えることができた。この周辺にもまた沢山の花が咲いていて、ひと きわ目立ったのがきれいな藤色のフウロだった。ハクサンフウロとはちょっと違うので調べてみる とチシマフウロだと分かった。また見たこともない黄色っぽい変わった花も、後で「様似蓬」だと 分かった。最後の登りの梯子の辺りにもグロテスクな感じのミヤマアケボノソウ。稜線上の分岐に 出ると、木道が現れイワカガミやハクサンチドリ・チングルマなど高山植物の代表格の花々が庭園 のようにバランスよく散りばめられ、ロックガーデンの程を成していた。早池峰山はまさに高山植 物の宝庫である素晴らしい山だと感じた。この時期に来られてとても良かった。・・・・・・・・・・・・・・。 早池峰山頂を仰ぐ 早池峰山頂からのパノラマ
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