望岳台登山口・・・・・避難小屋・・・・・望岳台登山口(往復)
望岳台に着くと、十勝岳から吹き降ろす風が予想どおり強く安全に登れるか不安がよぎる。山 容は雲に覆われ十勝岳の姿を見ることができない。少し青空が見えてきたのでとにかく行ける 所まで行こうと歩き始めた。時折、風の圧力が強まって立ち止まってしまう。おまけのに足元 は溶岩の石ころが多く歩きにくい。しかし、傍らの岩場には強風にも負けず力強く咲き誇る花 があった。紫色のイワブクロの花だ。花に勇気付けられ、1時間ほど登っていくと、辺りは暗 くなり風雨がさらに強まってきた。避難小屋が見えてきたが辿り着くまであっという間にずぶ 濡れになってしまった、小屋の中には5〜6人が待機していた。天候は悪化傾向なので安全を 優先し下山した方が良いのではないかという話し合いをしていた。私も迷っていたが、危険を 侵してまで行こうとは思わなかった。楽しくない登山は止めようと下山を決断した・・・・・ 下山途中、少し日が差してきて山麓に虹がかかったのがせめてものラッキーだった・・・・・ エゾイソツツジ イワブクロ
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